2019年5月セッション

今年度は「2019年度大和ハウスグループ エンドレス募金」をいただき、毎月、児童養護施設出身の子ども達を集めて、授業(=セッション)を行っております。

5月のセッションでは、4月で学んだ「人生の目的、人生理念」から、何のために生きていくのか?自分は何を大切にして生きていくのか考えた「自分が望む職業とライフスタイル」のシェアと、赤黒ゲームを行いました。
シェアでは、
「結婚して家族増やして、自分のしたい仕事をして、子どもとの時間を作り、仲の良い家庭を作りたい」
「団欒のある生活、家族や友達を一番に思っていることを誇りにしたい」
「支援されていた側から支援する側に回り、次の子たちにも継続されるよう、はたらきかけて行きたい」
「自分のペースでしか動けないことを自覚した。仕事としての接客は好きだが、自分の生活としてはゆったりをしたところが好きなので、自分のペースにあった仕事を探したい」
などの意見がありました。

赤黒ゲームは、2チームに分かれてゲームを進めました。
冒頭で“総和が最大になるようにしてください”と説明して開始しますが、ゲーム後の所感では、
「最初は勝つことを話しあってたので、途中でゲームの趣旨などを考えてもよかった」
「普段から他人の利益を考えているので継続したい」
「勝つことしか考えていなかったので少しずつ他人のことも考えて行きたい」「学校でやってみたいと思った」
「ルールをちゃんと聞いていたら正解を出せた自信があったので悔しい」
「負けたく無くて赤を出していたが、相手が黒をだしたら黒を出せるようになりたい」
「やはり勝ちたい」
などの率直な気持ちをきかせてくれました。
思いはそれぞれでしたが、今の自分を素直にありのまま受け止めてもらえたら、そして、なりたい自分に近づくために何をするかを考えるキッカケになればと思います。

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