2019年6月セッション

今年度は「2019年度大和ハウスグループ エンドレス募金」をいただき、毎月、児童養護施設出身の子ども達を集めて、授業(=セッション)を行っております。

6月のセッションでは、事実と解釈、判断選択3つの基準、失敗のサイクル成功のサイクル、セルフカウンセリングのセッションを行いました。
判断選択3つの基準(長期的、本質的、客観的判断)の講話のなかで、テーマに対して子ども達のやりとりがありました。
あすつな三年目の学生から「長期的判断、本質的判断、客観的判断をした時、食い違うことはないのか。」
→四年目の学生から「本質的と長期的の判断の食い違いとは?」との深掘りの質問があり、
→三年目の学生から「理念を無視して作った長期的計画があった。理念を元に長期的計画を作らないといけないけど、理念無視して長期的計画を作ったから食い違いが生じた。効率だけ考えて計画を作ると理念を無視することになってしまうのではないかと思った。」
→藤原代表からは、「まずは自分が何を大事にしているのかどうありたいのかを考えて、それを土台にして人生ビジョンを考えて行く、どういう大人になりないのかを考える。」
→あすつな一年目の学生からは「考えても、一時的になってしまう。3日坊主になってしまう。どのように長期化して行くのか。」
→藤原代表から「セルフカウンセリングして自分が求めること、何が必要なのか、自分の願望を明確化する。固める」といった内容のやりとりでした。

失敗のサイクルから成功のサイクルに変えるきっかけは、自分を信じる、自分に自信を持つ。そのためには自分との約束を守って欲しい。誰のために何のためになぜそれをするのかを考えて欲しい、ゴール設定を行いゴールから逆算して計画を立てていく、成功と失敗の違いは、思考の質であることを子ども達に伝えました。

子ども達からは、
「計画を立てるときにゴールから逆算していたが、目標の設定から上しか見ていなかった。理念を考えていない、人生ピラミッドの階層をしっかり見ておきたい。理念が大事だと思う機会だった。」
「ゴールからの逆算が、ゴールのことだけしか考えず、途中経過について意識していなかったので、ゴールからの逆算は自分を安定させるために必要だと思った。将来像や、やりたいことを明確にしていきたいと思う。」
といった感想があがりました。

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